超日用品カスタムペイント
JUGEMテーマ:アート・デザイン
ホームセンターで見かける普通日用品を普通じゃなくカスタムする『D.I.Y. DEPT. GLS』。しかしぼくの場合は誰でも知ってる当たり前の物をペイントしないと、どこがカスタムか伝わらない傾向があるので注意。
そういった意味でこれは、でかさ、珍しさ、モチーフの一般性、すべての点で象徴的な作品であります。高さ約2.5m、幅約3.7mの大作は、誰でも知ってるっていうか毎日使う消耗品864個で構成されております。絵はこのモチーフに最も合う作品として19世紀フランス新古典主義の巨匠オーギュスト・ドミニク・アングル作『泉』の上部部分を模写しております。作品とはすべからく『内容と様式』の調和によって成立するものでありますが、この場合実は描かれる絵よりもキャンバスのほうに作品の比重があるようなもんであります。あはは。
…持ったいつけますが、本作品タイトルは『トイレットペーパーウォール/泉』と申します。まぁ、タイトル通りトイレットペーパーで壁を作って絵を描いております。で、恐れながら『泉』はぴったりのイメージだと思ったもんでね。瓶からジャージャー水溢れてるし。それにちょっとヌード描きたかったし(笑)
さて、思いついて、これはうけるぞと笑いながら始めたはいいんだけど、実際デカイし穴だらけ、おまけに崩れたらトイレットペーパーで圧死しそうな感じすらして結構苦労いたしました。実際離れてみると案外ちゃんと描けてるので、自分でびっくりしたくらいの奇跡の作品(大げさ)です。これはたぶん世界発でしょ?しかもカスタムペインターとして「ベースのプロダクトは本来の用途に使えるように仕上げる」事を絶対条件としておりますので、塗りつぶした部分もくっ付く事無く、ペーパーホルダーにセットして普通に使える上、皮膚についても安心な染めQで描いておりますのでセンシティブな部分にも心配ございませんのよ。おほほ。
20日日曜日は一日@btf3Aの会場におります。見かけたら気軽にお声掛けください。
- 2011.11.20 Sunday
- 展覧会イベント
- 02:46
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- by 倉科昌高
それもちゃんと使えるなんてすごいすぎる!!!
これも販売されてるんですよね。
トイレの壁一面これでディスプレイしたらオシャレなトイレになりますね!